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徹底解説!ギターを弾くなら必ず確認したいネックの元起きとは

こんにちは。私は趣味でアコースティックギターを弾いたり弾かなかったりしています。

 

最近やっとメンテナンスの大切さを知って自分でもギターを見たりしてるのですが、どうしてもよく分からなかったの「ネックの元起き」という状態

ネットで調べても修理の仕方とか気を付けることばかりで、元起きという状態がどういうことなのかいまいち理解できず。


わたしのギターのネックは元起きしてるのしてないの!!わからん!!と、そのとき必死になってかき集めた知識をこの記事にまとめようと思います。

 

ネックの元起きって何?という初心者のかた向けですのでそのあたりはご了承くださいね。

 

 

ネックの元起き(ハイ起き)とはどういう状態か

 

それではさっそく、ネックの元起きとはどういう状態かについて解説したいと思います。

 

ギターのネックの元起きとは、ボディとネックが接続している部分からネックが起き上がってしまっている状態のことです。ネックの元起きは構造上エレキギターよりもアコースティックギターで起こりやすい現象です。

 

元起きの状態になっているギターを横から見たときの簡単な図を載せてみました。

 

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この図はちょっと極端ですが、ネックの元起きというのはこのようにギターのボディとネックのジョイント部分からネックが起き上がってしまっている状態のことをいいます。

 

このようにネックが起きているとどうしてもハイフレットの弦高が高くなるので、弾きにくい原因となってしまいます。

 

ここでよく勘違いしやすい「ネックの反り」との違いをみていきましょう。

 

「ネックの反り」もよく問題になるギターの状態で、「順反り」と「逆反り」というものがあります。

 

・順反り

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・逆反り

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「ネックが反る」というのはネック自体が弓を描くように曲がってしまっている状態のことです。

「順反り」とは弦が引っ張られる通りにネックが曲がってしまうこと、「逆反り」はその反対です。

 

このうち「順反り」と「元起き」とが似ているため間違った直し方をしてしまうことがあります。

どちらも弦高が高いことが問題なので原因が分かりづらいんだと思います。

 

上の図からも分かる通り「順反りは」ネック全体が反ってしまっているのに対して、「元起き」の状態ではジョイントからネックが起き上がって、ジョイントからヘッドまではまっすぐな状態になります。

 

なので「弦高が高いから順反りだ」と思ってロッドを締めると(ロッドを締めると逆反りになります)下の図のように、ジョイントから起き上がったままのネックが、ヘッドからジョイントにかけては逆反りになってしまいネック全体が波打ったような状態になってしまいます。こうなるとさらに弾きにくくなってしまいます。

 

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こうした間違った対処を防ぐためにも、自分のギターのネックが反っているのか元起きしているのかきちんと確認したいですね。

 

ネックの元起き(ハイ起き)を確認する方法

 

それではここで、ネックの元起きを確認する方法を3つ解説したいと思います。

 

目視で確認する方法

 

まずは目視で確認してみましょう。

 

ネックの元起きを目視で確認するにはお手持ちのギターをヘッドのほうからのぞいて見てください。

 

ちょうどこんな感じ。

 

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ネックの側面とフレットがかすかに見える角度で、片目で見るのが分かりやすいと思います。

 

ネックを確認するなら横から側面を見ればいいのでは?と思うかもしれませんが、上からネックを見るとネック全体が視覚的に短く縮んだように見えるので、ほんの少しの歪みでも分かりやすいんです。

 

ネックを上からのぞきこむ見方で確認するのは下の図で示した赤い線の部分です。ネックの側面とフレットが接する角の部分の一直線を確認してみてください。

 

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さて、上の写真は私のギターなのですが、結論からいうと若干順反りはしているけれど元起きはほとんどしていないと判断することができます。

 

元起きしている場合、ネックを上から見たときにジョイント部分で少し折れてしまっているのが分かります。残念ながら(?)私のギターは元起きしておらず写真でそのまま説明できないのですが、元起きをしているギターを上から見てみると下の図のようになります。

 

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元起きを説明する時「ネックがスキーのジャンプ台のようになってる」という表現がよく使われます。まさにジャンプ台のようにヘッドからジョイントまでがまっすぐになっていて、そこから角度がついているのが「ネックが元起きしている」状態だといえます。

 

ものさしを使って確認する方法

 

ギターの元起きを目視で確認ができればそれでいいのですが、ネックの曲がり方は微妙なものも多いので実際に見てみても「うーん微妙、わからん」という方も多いかと思います。

 

そこで次に解説するのが「ものさし(定規)」を使う方法です。

とはいえ別にものさしじゃなくても何でもいいです。まっすぐな長いものを用意してください。紙など曲がってしまうものは向いていなので硬めのものをお願いします。

 

ちなみに私はどうしても見つからなかったのでLPのジャケットを使用しました。本当はもうちょっと長い棒状ものがおすすめです。

 

確認する方法は簡単。ものさしをネックに沿って当ててください。その状態でヘッドのほうからブリッジ(ボディ上で弦を支えている木の部分)のほうまでスライドさせていきます。ブリッジまで沿わせたものさしの先端がブリッジの上にのれば、そのギターは元起きしていません。反対にものさしの先がブリッジよりも下がったところを指してしまう場合、ネックが起きていると言うことができます。

 

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自分のギターで実際にやってみました。LPの端をまっすぐ沿わせていくとあと少しのところでブリッジにはのりませんでした。1ミリあるかないかの差ではありますが、目視では確認できなかった軽度の元起きが確認できました。

 

フレットを指でおさえて確認する方法

 

最後はフレットをおさえて確認する方法です。カポがあると便利ですがなくてもできます。

 

まず、9フレットにカポを装着してください(両手を使えれば指でもいいですが、カポのほうが安定します)。それから20フレットを指で押さえます。その状態で中間の14フレットを叩いてみて、そのときの音で判断します

 

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14フレットはちょうどジョイント部分なので、ここに角度が付いていると9フレットと20フレットをおさえていても14フレットを叩くと音が鳴ります。このとき、弦とフレットが触れたままでまったく音が鳴らないのが理想です。鳴ったとしても「チッチッチッ」とかすかに聞こえる程度であれば許容範囲です。紙1枚入るぐらいの隙間ならあまり問題ないと思います。

 

でも「カチカチカチ」と明らかに弦とフレットが触れ合う音がする場合は、ネックがジョイント部分でくの字に曲がってしまっています。つまりネックが元起きの状態になっているということです。

 

ネックの元起き(ハイ起き)を防ぐには

 

一度ネックが起きてしまうと自力で直すのは難しいです

 

ロッドを回して調整できるのはネックの中間あたりの反りなので、ハイポジションの反り(元起き)にはあまり効果がありません。

 

ネックの元起きを直すにはネック全体をまっすぐにする必要があるため素人ではなかなか難しく、修理屋さんに出してリペアしてもらうのが一番いいと思います。

 

でもリペアに出すとギター初心者が買うギターよりも高くなってしまうことも。
そうならないためにはやっぱり日頃のメンテナンスが大切です

 

ネックの元起きを防ぐには、保管場所の湿度に気を付ける、チューニングの状態で長期保管しない、こまめに反りをチェックして調整するなど、普段からギターをいたわってあげたいですね。

 

ただ、メンテナンスをしているのに元起きの状態になってしまう場合はそもそもギターの作りに原因があることもあります。お手頃価格のギターにはよくあることなので、もしギター自体に問題があるならいっそ新しいものに買い替えるのもひとつの手です。

 

ネックの元起き(ハイ起き)を理解して上達しよう!

 

いかがでしたか?

 

せっかくギターを始めたのになかなか上手くならない、、そんなとき、実はギターの状態が原因になっているのはよくあることです。

 

練習をしてもなかなか上達しないとお悩みなら、一度ギターをチェックしてみてください。びっくりするほど弾きやすくなったりしますよ。

 

おわり。